背骨剣。

ある日、背骨から剣が抜けた。
乳白色のその色は私の骨なのだろうか ときどき 淡く光を発した。
光を発するのは私の調子の良いときで 敵も気持ち良く 切り伏せることが出来た。
調子の悪いときは まるでだめ 寿命の切れた蛍光灯のようにくすんだり 折れたりした。
気持ちを落ち着けなきゃ落ち着けなきゃと思うほど焦るので
最近は 剣を抜きざま 色判断 くすんでいたら 諦めよ。
そんな毎日。