ノッチ5555

今日は遅番で、通勤ラッシュがおさまりかけの時間に電車に乗った。
一番前に乗ったら運転席と大きな窓から線路が見えて楽しかった。

各駅停車は新しい車両でパネルタッチと車のギアみたいなブレーキで
急行の電車は細長いドアノブみたいなブレーキで
ノッチってなんだー?フルステップで発進なのかー!とか電車マニアの人からみたらなんて無知なと思われてしまうようなとこにドキドキしてしまった(とりあえず、ノッチは図書館行ったら調べてみよう)。

駅が見えないうちからちょっとずつブレーキを掛けて速度が落ちていったり
枕木の間隔なのか車輪からカッカッカッカッと軽い振動と音がしたり
真っすぐな線路が地平まで伸びているのを見ていたらくるりの岸田が電車の音が、タモリ原田芳雄が線路が好きな気持ちも分かるような気がした。

薄曇りの空を真っすぐ伸びた線路が切って鉄骨のアーチをくぐって成城学園駅に入って、また駅から出発して、成城から比べたらちょっとくたびれた下北沢の駅に着いて
近未来的なものとほんのり感傷的なものを通り過ぎて代々木上原で地下鉄に乗り換えて小さな発見は終わり
地下鉄から地上に出る光景も楽しそうだなと思ったけれど運転席にはロールカーテンがおりていて、残念。

子供がよく電車の絵本や図鑑やビデオを借りるのはなんでかなと思っていて、私は生まれたときからずっと線路のそばに住んでいて自然になっちゃっていたのでときどき気付かなくなるのだけど
動くものは面白いな。