瀧に似ている
渋谷で「カクタス・ジャック」観てきましたレイトショー、かなりＢ級でツボ！
主人公のジャックは財界のボス的存在のカボスから、彼の娘との交際がバレたため暴力を受ける。
後日ジャックがカボスを訪ねると、ちょっとしたハプニングでカボスが気絶してしまったため
助けを求めて外へ出ている間にカボスに恨みを持つ掃除係のチーノが気を失っているカボスのスーツや時計をはぎ取って着込み、外に出てしまう。
ジャックが友人のムドを連れて部屋に戻るとカボスはなぜか下着姿で
一方、チーノの息子ボッチャはカボスへの誘拐を実行しようとして知らずに実の親であるチーノに頭から袋を被せカボスと思い込んでアジトに向かってしまうという、人違い犯罪コメディー映画。
http://www.elephant-picture.jp/saboten/index.html
かっこいい音楽と、とぼけたストーリーと登場人物たちのどたばたっぷりがクソ暑い真夏の夜にぴったりでずっとどきどきしながら観ました。
うん、こういうくだらないの、大好きだ。
特に、昔は伝説的なレスラーだったけど今はその当時の名前を呼ばれるだけでブチギレして大暴れしまうムドの友人ルベンが妙にピエール瀧に似ている気がして面白かったです。
顔や仕草も妙にかわいいし。
ストーリーはよくある人違い誘拐ものだしストーリーにはさむ笑いのシーンもべたべたなのだけど、シーンごとの緩急のつけ方がうまくて引き付けられました、スピード感もあったし。
バスの運転手に「ロンパリ」と言ってしまったためにジャックたちがどこまでも追っかけられるシーンは、これ訳しちゃっていいのかなあ林完治さんーと思いつつ笑。
でも痛々しいシーンもあるのでだめな人はだめかも。
まあ登場人物たちが愉快なのでずいぶん緩和されますが。
そういや主人公のジャックとムドが男前なのですよー。
それにしてもこれ、サントラが発売されてないのが本当に残念です。
