幼少時の記憶と現実

誰しも幼少時に見た映画や本の中で、内容をちゃんとは覚えていないけれども一部分だけ妙に印象に残っている場面というものがあるだろうと思います。


私もいくつかありますが、その中でも小学校低学年ぐらいのときに見た邦画の時代劇で
「命を狙われながらも城を目指す幼い若君と侍女とそれを守る七人ぐらいの侍たちが
 襲い掛かってくる刺客と死闘を繰り広げて一人、また一人、壮絶な最期を遂げてゆき
 最後のほうに残った一人が『お前らは城に行くんだ』と侍女に短剣を渡して自分は敵を引き付けるだけ引き付けて爆死、
 何とか城に着いた若君に襲い掛かる最後の敵、殿様と刺し違えて侍女も死ぬ」
という話が強烈にショックで大泣きした記憶があります。
悲しくてではなく、「男くささ」と「物語のシビア」さに打たれてそれまでのハッピーエンド信仰があっさり取っ攫われました。
まだ小学校に上がったばっかりだったのに。

結構前までそれを「七人の侍」だと思っていたのですが実際に見てみると全然違っていて
今まですっかり忘れていたのですが今日ふとネットで検索してみたところ、どうやらその映画は


「将軍家光の乱心 激突」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000066AEM

という映画だったっぽい・・・。

主演:緒方拳、サニー千葉、JACのみなさん・・・。
主題歌:アルフィー・・・。


めちゃくちゃタランティーノとかが好きそうな映画でした。
白黒映画だと思い込んでました。
しかもあらすじやレビュー読んでみると、爆死したのは緒方拳さんではなく中盤の織田裕二さんぽい。
アレー、おかしいなあ・・・。

記憶って、ホント曖昧ですよね☆
今度ビデオやさんで探してみます。


あとやっぱりこれもおんなじくらいの時、見終わったあとトイレに篭ってこれは悲しくて大泣きした
「病身の少年がUFO呼ぼうとして呼べたと思ったら死んでしまった」
という内容の映画かドラマがあるのですがこれがググっても情報が全く出てこないので残念です。
多分水曜グランドロマンでやっていたのではないかという推測。

あとE.T.のパクリみたいな映画(洋画です)が大好きだったのですがコレも全く題名が思い出せません。
コーラが大好きなETみたいな外見の異性人親子を車に乗せて風力発電の大きな風車が回る道を走るシーンだけ覚えています。


大切な人格形成時に明らかに問題作ばかり見ていたような気がします・・・。