人にはそれぞれ家庭の味というものがあると思いますが、我が家の家庭の味としてまず思い出すのはお煮染め(おにしめ)です。
里芋や大根、薩摩揚げ、竹輪などを煮込んで味を染めた食べ物で
私は小さい頃これはうちの独自のおでんの味なのだと思っていたのですが違うみたい。
昆布も一緒に煮込んでちょっと甘めのお汁に大根が溶けてとろっとなっているのが何ともいえず冬に嬉しい煮物です。
これがなぜか母親に「今日は友達の結婚式だったよ」とメールした次の日に赤飯と唐揚げと一緒に送られてきたのでした。
お祝いでか?
うちの母親は「急に食べたくなって」と言ってはすぐ赤飯を炊いては夕飯に並べたりしていたのでこれも家庭の味といってもいいのかなあと思いつつ
やっぱり美味しいなあとほくほくしながらほかほか温かいそれらを食べたのでした。
みんなに食べさせたくなる味でした。