※以下は個人的に思ったことなので職務意識がどうのとはまた別な話です。


昨日お休みだったのだけどその間に職場に学校の先生がきたらしい。
保護者から連絡帳にかなりきつめの意見が寄せられた、とのこと。
小学校では今年はじめの頃から今まで読書を推進すべく「読書帳」のようなものを配って図書館で読んだ本を記入させることをさせており
図書館では子供が持ってきたそれらに記入された読んだ本の中身(絵本は一点、読み物は三点、のようなかんじ)に応じてポイントをつけてそれが百点をこえたらささやかなご褒美として子供向け雑誌の付録をあげたりなんかしていたのだが
最近は景品目当てで読んでない本を平気で記入してきたりするズルが目に余るようになってきたので図書館側としてはなんだか凹む話だよなあと消極的になってきて子供も飽きたのか最近はあまりポイントを付けることもなくなっていたのだが
今回保護者のお母さんのお怒りはその時にあげた景品に対してであり
景品は主に「小学○年生」の付録を男の子用と女の子用に大体わけて鉛筆やら組み立て式のおもちゃやらの中にたまにその雑誌に付いてた漫画小冊子を入れたりしていたのだが、その雑誌の内容が問題なのだそうだ。
曰く「図書館がこんなものを景品として配ってよいのか、良識が疑われる」みたいなこと。
簡単にいうなら「こんないやらしいものが載っている本を小学生にやるなんてどうかしてるんじゃないの!?」てこと。
はて、小○館の発行する小学生雑誌の付録漫画になんかいけない表現があっただろうかと突っ返されてきた問題の冊子を見せてもらってみんなでぱらぱらやってみた。
でんじゃらす○ーさんやらム○キングの漫画にいまさら何の低俗表現があるんだろか、ぱらぱら、ぱらぱら、、、特に何もないっぽいけどなあ、ぱらぱら、ん?
しいていうならコレかなあ?
そう言って開いて見えたものは、魔法少女の変身シーンでよくあるリボンがくるくるってなった中にパアァッとはだけた裸身ぽいコマであり
その他やらしいシーンはないように見えるのでたぶんコレかなあ、と思うと一気に脱力したし
地獄先生ぬ〜○〜や電影○女やバス○ードやアウター○ーン(ほとんだジャ○プだけど)などきわどいエロスにドキドキさせられてきた世代の私らからしたら信じられない考えだなあと驚かされたのだった。
ゲーム脳とかも信じているのかなあ。
人それぞれ教育方針はあると思うし過度に心配する気持ちも最近はわからないこともないですが、やはり個人的には監視抑圧のされすぎは逆にムッツリな子になってしまうような気がするし
女の子が女の子の裸を見て(そう、お怒りの冊子をもらっていったのは女児なのです)なんか変な影響受けるとはあまり思えないのだけどなあ。
この気持ちを猫村さんふうに言うなら「なんだか、なんだか、やりきれないわぁ〜、ペロペロ」て感じです。
たまひよのキスCMだってそこまでヒステリックにいう程いやらしくなかったし、なんか、ちょっとしたエロに過剰に反応して糾弾する人のほうがいやらしいんじゃないのかなあと思います。
エロの許容範囲が狭いっていうか。
お、なんかMJぽいな。
結局、七月にあげた(しかも自分でこれがいいと選んで持っていった)漫画の内容を今になって発見して怒りをぶっけてこられても、ご自分のお子さんをみてごらんなさい、そんな昔に見た小さなひとコマの絵のことなんか忘れてちゃんとまっとうに素直な良い子に育ってますよね?と言いたい。
女児が過剰に絵を掲げて「オッパイ!オッパイ!」騒いで困ると言われたら謝るしかないけども…。
子供が守ってほしいのはそういう事じゃないんだろう。
数ある煩悩や誘惑から身を守のは自分の中で育てた精神力と想像力なのだから、何もかも遮断すれば良い子(この定義もまた微妙だけど)が育つかというとそんなことはなくて
そういうのは結果非常に打たれ弱い子、もしくは強いことばに簡単に影響されて従ってしまう子になってしまうのではないかと思う。
こういうふうに思うのだってただの勝手な想像だけども、自分は今まで読んできたものをあまり親に否定されたり禁止されたことがなかったので自分を子供の身に置き換えて考えてみたらものすごくムズムズした出来事だった、というお話です。