普通の生活。

朝靄がうっすらかかった
低い家々が連なる広い白い空の向こうに一本の細長い煙突が塔のように建っていて
白い空には白い煙が右から左に流れていて
そうした様子を見ていたらだんだん日が昇ってきたのか雲の下側がうっすら桃色に染まってきて塔のような煙突の根元も桃色に染まってきて
幻のようにきれいだなあと思った。
あんな所に煙突なんて、あったのかしら
朝早くから稼働している工場
冬にしか見られない夜明けの境目
街やマンションの灯りも未だぴかぴかしていてきれい。



新しい、音楽を聴く機械を買った。
音重視のケンウッド、外見はちょっとipod似。
無理矢理ipodのラバーケースに入れて使っているので電車の中では人に見られないようにこそこそする。
でもラバーケースは髪の毛がくっついたりほこりがあの丸い穴部分にたまるので結構きたない、だからみんなあんまりやってないのねと思う。
張り切って音楽を入れてみた。
54曲。
いざたくさん入れられると思っても(20GB)つい厳選してしまうのだった。
久しぶりにミッシェルを入れたらバンド名がアルバムごとに小文字、大文字、theeがないのと違ってファイルが三つできててややこしい。
何も期待するなベイベーと、突き放されて、救われる。