職場で変な電話を取るのは大概わたしなのです。
今日はかける側だったのですが、予約の本が届いたよという電話をしたら本人が不在だったため受話器の向こうにいるお母さんと思われる方に言付けを頼もうとしたときの話。


「伝言ね、ちょっと待っててくださいねえ今ちょっと書くものを…あらやだ、これ書けないペン」
「大丈夫ですよごゆっくり」
「ああ書けた書けた、書けるこれ。で、誰でしたっけ」
「図書館です、●●さんが予約した本が二冊届きました。来週の土曜日の十七日までの取りおきですとお伝えください」
「え、明日?」
「いえ来週の土曜です、十七日」
「ああそうだったそうだった、どーよーうーび、っと。それで今日は何時までやってるのかしら」
「五時までです」
「じゃあ帰ってこないわねえ」
「金曜日だけは八時までやってますよ」
「えっ!?」
「いや、他の日は五時までなんですけど金曜だけは八時までやってますよ」
「明日はやってないんですか」
「明日はやってますよ、五時までですけど」
「じゃあ明後日いきます」
「明後日は月曜なのでやすみです」
「えっ!?それちょっと詳しく教えてください、八時までやってるのが…えーと」
「金曜日です」
「金曜日!で、五時までやってるのは何曜日でしたっけ」
「火、水、木、土、日です」
「あーそうなんですか、えーと確認すると五時までやってるのは、月…」
「月はやすみです」
「そうなの、げつはやーすーみー、で、それ以外は…八時までは……金曜と…」
「金曜だけです」
「金曜だけが八時までやっている、と。ええとそれでなんでしたっけ、本?がどうしたんですかね」
「●●さんの予約した本が、二冊、届きました」
「本が、二冊、予約、明日まで、五時」
「明日までじゃなくて来週の土曜日までです、十七日」
「八時までなのは…」
「ご本人さまに予約の本がきてるので図書館にきてください、って言ってもらえたらわかるはずなのでだいじょうぶですよ」
「いやいや詳しく把握しておきたい…!」
「だいじょうぶです、予約の本がきてる、と伝えてもらえたらそれでいいですよ!」
「えーと休みの日はいつでしたっけ」
「休みは月曜、金曜日以外は毎日五時までやってます」
「金曜は、八時」
「そう、八時。それではよろしくお伝えくださいませ」
「はいはい、それでどこに行けばいいんでしたっけ、………書店?」
「図書館デスッ!!」



以上、無限ループで切りがないので無理矢理会話をおわらせて切ったのですがなんかコントみたいでおもしろかった。