バイオレンス道

今日、お客さんからバイオレンス系小説をどっさりと寄贈でいただいた。
そして積み上げられたハードなバイオレンス小説の山を見たバイトの男の人が、ぽつりとつぶやいた。


「バイオレンス系を読んだ友人が言ってたんですが…男は女を抱けば抱くほど強くなるらしいっす」


それを聞いた私は返した。


「バイオレンス系小説のカバー裏の粗筋ばかり読んできた私に言わせると、主人公に抱かれた女や妻は大概事件に巻き込まれてさらわれたり犯されたり殺されたり散々な目にあうので、女を抱く前にまず強くなって欲しいっす」


それを言ったら話が成り立たなくなるのだけどバイオレンス系小説はほとんどそんな感じだと思う。
妻や娘や女を殺されたり誰かに裏切られたりした男の復讐の物語。
あとタイトルに「夜の〜」とか「〜狩り」とか付いてるのが多かったり表紙は大体半裸に近いセクシーなお姉さん。
あと、著者コメントにたまに「血を吐きながら書きました」とか書いてあったりするよ。


ちなみに今日見た本のなかにあった話で面白かった粗筋↓


「最高の車を手に入れた主人公、車内はまるでラブホテルのよう。
男は相棒と二人、女を誘う旅にでた。
果たして肉欲の権化と化した二人が出会うものとは…!」



ジャストえろほん!