ブラピ出番は少ないよ。

きのう映画「バーンアフターリーディング」を観た。
とても人に説明しづらい映画だなーと思った。

出会い系大好きエロ中年ジョージ・クルーニー、飲酒問題で転属させられそうになりぶちギレて退職したCIAジョン・マルコビッチ、ジムのお気楽インストラクターのブラピの三人に、
マルコビッチと別れてダブル不倫中のクルーニーと再婚すべく離婚活動に燃える妻や全身整形で本当の愛を見つけたい女が絡んで、ややこしいことになるというはなし。

CMではブラピがCIAの機密情報を拾ってバカをたくさんやらかしそうな雰囲気だったけど、むしろ主に同僚の全身整形希望女(整形したら何事もきっと上手く行くのだ!と思い込む余り金策に悩んで大暴走)がブラピと一緒になってまわりを振り回して物事がどんどんめんどくさいほうに流れてゆく展開だった。
いるよなー、たいしたことない話なのに裏付け取らないでさも重大な秘密を握ったと思い込んで振る舞って洒落にならない事件を引き起こしちゃう人って…と思いながら楽しく観た。
「どうしてこんなややこしいことになってんだ!」と思い呆れながら一応動かざるをえないCIAも、大変だ。

思っていたよりずっと出番が少ないブラピはアホな筋肉バカのインストラクターを実に生き生きと演じていて、楽しかっただろうなというのが伝わってきた。
同僚の家に夜中押し掛けてきて勝手に冷蔵庫開けて「せっかく走ってきたのに水道水のバッチイのしかないのかよー」とか言ったり、脅迫する現場にスーツでチャリンコ(メット付き)に乗ってきたり、最近二枚目役ばかりだったのでなんか若々しくダメな奴でよかった。
あ、クルーニーは相変わらずダン汁(ダンディーな汁)がじゅるじゅるでてて、変態だった。