台湾旅行記 その5
龍山寺からMRTで台北駅へ。
妙な狂気をかんじる像。
地上に出て台鉄の乗り場へ行き、やってきた電車に乗り込む。
車内はなんか懐かしい感じがするし、
見える風景もなんだか日本のようで、国内旅行をしているような気分。
斜め前にいるおじさんの読んでいる新聞の見出しが妙に気になった。
艶っぽいスキャンダルなんだろうか…?
40分ほどで瑞芳へ到着。
天気が悪かったらまっすぐ九份へ向かうつもりだったが、雲が若干出てきたものの雨は降らなそうだったので、猫好きのイノウエさんが希望していた猫の村として有名な侯硐(ホウトン)へ行くことにする。
侯硐は瑞芳の隣駅だが、自強号が止まらないので各駅停車が来るのを30分くらい待つ。
やってきた電車は、人があまり乗っていなかったこともあり冷房がキンキンになっていてものすごい寒さだった。乗るのが1駅でよかった。
侯硐到着。
全体的に少し寂れた感じがするが、猫の絵がかかれた提燈と
早速猫がお出迎え。
この子は観光部長なのかな?
村への連絡通路の壁にも猫のイラストが満載。
黒い子は伊藤理佐の漫画に出てきたクロみたい。
村に入るとすでにあちこちで猫がごろごろしていて餌をやる観光客の姿が見える。
うは、私たちもぜひあげたい!なつかれたい!!と思い、そばにいた露天で餌を買うことにしたが、ドライタイプのカリカリとウェットタイプの猫缶の2種類が売っていて、カリカリは30元、猫缶は35元とのこと。
餌をやってる観光客は猫缶持ってるなあと思ったものの、ケチって5元安いカリカリを購入してみた。
さあ、猫たちよ食べたまえ!と鼻息荒く手のひらにカリカリを乗せ猫たちの鼻先につきだしたが、猫たちはみなフンフン匂いをかいでプイっとそっぽを向いて…しまった、餌の選択間違えたーーーーーーー!!!!
地面においてもまったく手をつけてもらえないカリカリの悲しさよ。
よく見れば、あちこちに食べてもらえなかったカリカリが落っこちている。なんという不人気フード。
いまさら猫缶買うのも癪なのでぜんぜん減らないカリカリを持ったまま村の中へ入る。
村の中はなんというか軽い廃墟というか日本のすごい田舎の過疎の村というかというかんじだけど、人は住んでいるようで家の奥からテレビの音がうっすら聞こえてくる。
各家の玄関先にそれぞれ猫が2,3匹寝転んでいてみんな人に慣れているのか触り放題。
ちっちゃなこからもっちりしたこまで、モフモフパラダイス!
猫を抱っこしたいイノウエさんもご満悦。
抱っこしたすぎてけんかしてる猫まで抱き上げてしまい噛まれて出血する始末。
後日腕が腫れて薬屋さんへ行くことになるが、これはちょっとアホとしか。
村の奥に進むと、ついにカリカリ餌でもモリモリ食べてくれる猫が現れはじめ、村を出る頃には全部やりきることができた。
餌が欲しすぎてニャーニャー鳴きながら足元をぐるぐる回るかわいらしさまで見せてくる猫もいて、可愛すぎる。
いろんな猫と触れ合えて本当に楽しかった!!!
そのほかかわいい猫ちゃんたち。