台湾旅行記 その8



ホテルでしばらく雨が止むのを待っていたが、完全に止むのには時間がかかりそうなのでタクシーで忠孝復興駅まで行き、そこから文山内湖線に乗って動物園駅へ行く。
MRT動物園駅から少し歩いてロープウェイ駅へ行くと看板が立ててあり、大雨と落雷の影響で運転をしばらく見合わせているという。

待っている人も誰もいないし、復旧は今日はダメかな、待ってる時間ももったいないなと考えそばのバス停から棕15バスに乗って猫空を目指すことに変更。
15分ほど待っているとこじんまりとしたバスが来たのでそれに乗りこむ。

動物園駅の辺りではそんなに雨は強くなかったが、バスに揺られ山道に差し掛かるとどんどん雨が強くなってゆき、こりゃロープウェイも止まるわい(ていうかバスも大丈夫なのかな?)と考えていたら
前の席に座っていた台湾人の夫婦が「行き先はバスの運転手に言った?行きたい茶芸館があるなら運転手に言っておけば店の前で止まってくれるわよ」と言うようなことを教えてくれたのでメモ帳に書いて見せに行った。
いろは坂のような急カーブだらけの道を大雨の中えっちらおっちらバスは登ったが、頂上の猫空ロープウェイ駅に着くころいつの間にか雨はすっかり上がっていた。
教えてくれた夫婦はここで下車し、逆にロープウェイで帰れなくなったらしい人たちが乗り込んでくる。
駅から発車して5分ほど走ると目的地の「山水客」が見えてきたので降ろしてもらう。


山水客



茶葉を買いに訪問。のどかで開放感のある素朴な茶芸館。
今度はゆっくりお茶を飲みに来たいなあと思いつつ店を後にしようとすると、飼い犬のワンちゃんがトコトコ入り口までお見送りをしてくれて超かわゆい。


これが僕のお仕事です、きりっ。


邀月茶房(ヤオユエツァーファン)

猫空の中でも有名な茶芸館。
敷地も広く、24時間営業なので明け方までのんびりすることができるそうな。


だんだん日も暮れかけ提灯に灯りがはいり、誘われるように館へ。


中に入ると、大雨のせいか人は少なく台湾人の学生グループのような子たちが和やかにトランプに興じていた。



注文をしてお金を先払いして、ご飯やお茶の道具が全て運ばれてくると、その後は基本的に放置されるので自由に過ごしていいらしい。
お茶のお湯もセルフサービスで自分たちで汲みに行くスタイル。
窓の外は雨の余韻で軽くけぶっていて、後ろでは楽しそうな、でもぜんぜんうるさくない声で遊戯に興じる声がする。
なんだか夢の中にいるようでふわふわとした。
今日は雨が降って残念だったなあと思っていたけれど、これは逆に良かったのかな。
来ようと思って本当に良かった。

すっかり夜になってしまわないうちに下山することに。
下山の手段を考えていなかったのでどうしようかなあと思っていたらバスが通りかかったのでとりあえず手を上げて止めて乗り込んでしまう。
行き先を確認していなかったけれど、ちゃんと動物園駅へ戻るバスだったようで無事下山。


臨光街観光夜市
老舗屋台が多く並ぶ夜市。



青島ビールたくさん飲めて幸せー。

日本のたいわんこがいた。ちょっと気弱そう。
雑貨屋さんでトランプを買った。

交通ラッシュと台北101。

電車を乗り継いで松江南京駅で下車。


洪師父麺食桟(ホンスーフ ミェンスージャン)
牛肉麺コンテスト常連のお店。


台北に来たら牛肉麺を食べておかねば!でも濃ゆいどろどろスープだったらちょっといやだなあということでさっぱりスープが評判というこのお店へ。
大盛りを注文して分けて食べた。
台湾の麺はかん水を使っていないのでモチモチしていないことが多いと聞いていたけど、ここの太麺はすいとん的なもちもち感がして、さっぱりスープとよくあっていて美味しかった!他のメニューも食べてみたいなあ。


行天宮(シンティェンゴン)
最寄駅で毎日通り過ぎる割にちゃんと中をお参りしていなかったので、参拝。関羽が神様。




その足でマッサージやさんに行って、最後の夜なので半身+足の90分コースをお願いする。
明日はいよいよ帰国だ!