台湾旅行記 その4

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旅行記つづき2→http://d.hatena.ne.jp/hajiki/20130809
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8/11(日)

天気は大雨。


5時半ごろ目が覚めたが、どばどば降る雨の音に気分が落ちる。今日は朝から分刻みで動かなければ間に合わないかもしれないのになかなか起きないイノウエさんを何とか叩き起こして着替えさせ、6時10分ごろフロントでタクシーを呼んでもらい6時20分ごろ、まず目当ての店へ到着した。

六千牛肉湯(googleのページ)




台南一美味しいと言われる牛肉湯のお店で、どのブログを読んでも早起きしていくべし!と書いてあったので予定にねじ込んでみたのだが今日は大雨のおかげで人が少なく、幸運なことに並ばずに食べることができた。

絶妙なレア加減の牛肉に針ショウガとたれを絡めて食べる。
牛肉を食べ終わって残ったスープにご飯を入れてお茶漬けのようにスープを味わって、ごちそうさま・・・すんげえ美味かった!早起きしたかいがあったと喜んでいたら食べ終わったあたりから人が並びだして行列ができはじめた。ちょうど隙間の時間に入り込むことができていたらしい。今日はなんか大雨だけど全部うまくいくような気がする。

6時45分ごろ、ご飯の間待っててもらったタクシーに乗って台鉄台南駅へ。7時10分発高雄行きの普通列車に無事乗り込み8時少し過ぎに高雄駅に到着。
そこからMRTに乗り換え高雄空港へ。

電車の遅れもなくほとんど予定通りにたどり着けて一安心。

空港のチェックインカウンターでチケットを発行してもらう。

今日のメインの予定は澎湖の吉貝島へ行くこと。
澎湖へ行くには幾通りか方法あって、今回は国内線に乗っていく手段をとった。
飛行機は台北、台中、台南、高雄などから飛んでいるが台南の午前便が発売日に光の速さで売り切れてしまったため高雄便で予約。予約は予定日の約一カ月前からできるので立栄航空HP(リンク)
手配した。
翻訳サイトを駆使しながらなんとかできたが、「台湾のたびしおり」さんのこの記事も参考にした。2009年の記事なので航空会社のサイトとレイアウトがちょっと違うけどおおむねここを見れば予約できるはず。

同じ澎湖の離島七美島行きの飛行機が天候で運行を見合わせているという表示が出ていたので不安だったが馬公空港行きの飛行機は大丈夫なようで搭乗時間になったら飛行機に乗り込むことができた。


雨がすごいので傘を職員さんが貸してくれた。

飛行機は小型のプロペラ機。座席もプロペラの横だったので見ていて面白かった。
30分程度で澎湖の馬公空港へ到着。

思っていたより空港は広く、高雄空港よりいろいろ充実しているかんじ。雨は止んだけれど雲はどんよりたちこめていてしょんぼり。
吉貝島へ行くため港へ行く必要があるので外に出てタクシーを拾い「北海遊客服務中心」へ行ってもらう。時間は約20〜25分程度。代金は400元で、初めに料金を提示された。帰りのタクシーは300元で行ってくれたので人によって違うようだ。
「北海遊客服務中心」からは何社か高速艇が出ていて、各社1時間に1艇のペースで運行しているようだ。値段は往復350〜400元。

今回はちょうどすぐ出発する船があった「金八達快艇」で手続きをした(往復なので帰りの時間も決めて申し込む)。ここは往復350元で一番安いところでもある。

船着き場で船が来るのを待っている間に、雲が動いていつの間にか晴れ間が出てきてなんだか暑くなる予感が。慌てて日焼け止めを体に塗りたくって備える。

船が来たので乗客がぞろぞろ乗り込んでいざ出発。
台湾の野球少年たちってかんじのグループが最後に乗ってきてワイワイしてて可愛かった。

船が少しづづ島に近づくごとに黒い雲がだんだん白くなっていって到着することにはずいぶん薄くなっていた。

島に着くと船着き場を出てすぐに貸しスクーター屋さんがいっぱいあって200元くらいでスクーターを貸してくれるそうなので借りてみた。
免許とかパスポートとかいるのかなと思ってごそごそしてたらいらんいらんとジェスチャーされて運転の仕方を教えてもらう。すごいてきとう。ハイブリッドバイクなのでエンジン音がなくスーッと動き出すのでバイクに乗るというよりおもちゃに乗っているような不思議な感覚がする。
利用時間の案内も特になく、ヘルメットもなくなんとなく二人乗りで走り出す。
すごくすごく楽しい!

3分ほどで吉貝沙尾に到着。看板にある通り、べろーんと伸びた舌のような形の砂浜。バイクは砂に車輪がとられてすすめなくなるので駐車してテクテク歩く。



ふおお、きれい!青い!砂がサラサラで足がどんどん沈んでいく。

波遊びを満喫したのでバイクで島を一周することにした。



観光客はマリンスポーツに夢中なので道が空いていて走りたい放題。少し走ると住んでいる人にも出会わなくなり、島全体を独り占めしているような、ものすごい贅沢感。





雲がどんどんなくなって海がどんどん青くなってますます美しい眺めに。
島1週、20分もしないで回れたので道を変えて3、4周ぐるぐる走り回ってのどが乾いたらコンビニ(ファミマだったかセブンだったか1軒ある)でお茶買ったり、向かいの海の家みたいなところでサボテンソースのかき氷たべたり、食堂でイカとピーマンの炒めを食べたり(ちょっとなめてたので油断して写真撮り忘れた。撮ればよかったと後悔するぐらい美味しかった)思ってた以上に楽しむことができた。夢のよう、とはこういうことなのか。

すっかり堪能して時間が来たのでスクーターを返し、また高速艇で本土に戻る。戻る海の上で雲がまたどんどん黒く厚くなってゆき、タクシーに乗るときにはすっかり曇り空に戻ってしまった。

やっぱりあれは夢だったのかなあという気持ちがさらに高まった。ちなみにタクシーはインフォメーションカウンターでお願いすれば呼んでもらえる。

再びプロペラ機に乗って高雄に戻る。
こっちはさらに雨が降りそうな感じ。
MRTで美麗島駅まで行き、六合夜市へ。


「荘記」の海鮮粥がたまらなく恋しかったのでまっすぐそこへ。相変わらずすごく美味しい。カキとか普段あまり食べないけどこういう美味しいの食べると海の近くで食べるものはどれだけ美味しいのかチャレンジしてみたくなる。
今年はエビとカキの焼いたもの食べるぞ!と決めたので美味しそうな店を探してうろうろした。




エビもカキもおっきくてうまそう!エビ焼きとカキ焼きを注文してビールで乾杯。最高に、うまい!!!幸せ!!!
最後に老牌のパパイヤミルクを忘れず飲んで高雄駅から各駅停車でのんびり台南まで戻り、マッサージへいき遅くまで開いていた担仔麺の店で担仔麺食べて(夜遅くまであいているお店はやはりそれなりの味というかんじ)ホテルに戻ってぐっすり寝た。

今日は無鉄砲な計画だったけどいろいろとうまくいってちゃんと日帰りで帰ってこられて本当に良かった。吉貝島が晴れて気持ちよく走れてよかった。忘れられない体験になった。