こうゆうの、好き。

終電で家に帰って急いで部屋を片付けて、しばらくして片思いの人がやってきた。
うつむいて本を読む後ろ頭に頭をごちんとあてたら「酔ってる」と苦笑された。
酔ったときだけは甘えても「しょうがないなあ」と許される気がする。
二人でいても雰囲気が妙な方向に流れないから最近は、猫のような心持ちで恋愛とは別の安心をもらおうと思う。
好きな人の好きなものを知ることや同じ物を見て笑えることはとても楽しくて、共有したいと思える人がいることは幸せなことだ。

余計なこと考えなくてもいいから幸せだ。