十二月の三十日から一月の四日まで、五日程家を空けておいたら他人の顔になってしまった。
匂いが違ってしまった。
水も変わってしまった。
台所がうす白くなって冷蔵庫の上もうっすら埃が乗っていた。
冷蔵庫のなかに牛乳があったから捨てた。
焼そばもあったから捨てた。
何にもなくなった。
窓を開けたら少し元に戻った気がした。
あいた距離を縮めるのは時間が掛かるのだと思った。
学校にきた。
レポート課題の締切が一気に迫っていたけど一向に書くモードに入れないからぎりぎりまで忘れておく賭けにでることにした。
眠い。
ご飯食べに行く。
レポートは五つ、ためている。