イタリア旅行記 その7

8/3(水)6:00
島の朝焼けが見たくて早く起きる。

山の上のほうもまだ眠たげ。

今日もがっつり朝食を食べるよ。生ハム美味しいって言われてるけど生ハムより生ハムっぽいサラミが美味しい。
プチパンをナイフで半分に切ってモッツァレラチーズとサラミはさんで食べるのが美味しいな。
食パンはパサパサしてる。

天気も良く、海も凪いでるみたいなので、青の洞窟見学と島1周ツアーに申し込みに行く。
船が出るのを待つ間に、日本から来たツアー客たち一行がフェリーでカプリにやってきて、ドワーッと降りてすぐ中型モーターボートに乗り換えて青の洞窟見学にドワーッと出かけるのを見た。
その間5分もかからない、ものすごい速さだった。
ツアーってずいぶんせわしないのねえ。

その後こちらもようやく小型のモーターボートに乗って出発。

カプリの水の透明度!ここまだ港ですよ?

船に乗ってみると意外と波が高め。
はじめに青の洞窟を見てから島を回るようで、早速洞窟到着。

洞窟へはさらに4人乗りぐらいの小船に乗りかえて入る。
この小船代と洞窟入場料は別途にかかるので、細かいお金を持っていった方がいい(船頭さんへチップをあげると喜ぶ)。
洞窟の周りは入場を待ちわびる船でいっぱい。
さっきのツアー客もいたぞ。

順番待ちの船がごちゃごちゃと。

洞窟の入り口や船の船体に日本へのエールが書いてあって胸が熱くなる。

いよいよ小船の順番が回ってきた。
船の舳先にぎゅっと体を押し込んで、陽気な船頭さんに握手されたり写真撮ってもらったりして入場を待つ。
入り口は思っていたよりずっと狭く、体感で1メートルしかないんじゃないの?船頭さん頭打っちゃわない?と心配になるが、「いくよー、体を低くして!」みたいなことを言った瞬間に、船がぐっと押し込まれる感覚がしてするっと洞窟内に入った。


底にライトが敷いてあるんじゃないのと思うぐらい青がぼんやり光って美しい。
これは本当に写真で表すことが出来ないので生の目で見られて良かったと思った。


船頭さんが写真を撮ってくれたけど、くろ!(ちゃんと撮り直してくれたほうはちゃんと写ってた)


あっという間だったけど深い印象を残した青の洞窟を出て1時間ちょっと島の周りを遊覧。

やっぱり水が綺麗。泳いでいる人たちが羨ましい!!!水着持ってくればよかった。

穴の開いている島をくぐって港に戻る。


陸に上がってお昼の時間。
バスでアナカプリに移動して、ネットで見て気になってたトラットリアに行ってみることにする、が、アナカプリ行きのバスがなかなか来ない!
乗りたい人が長蛇の列をなして待っているのに、そのほかの場所に行くバスばかり来て肝心のアナカプリへのものが来ない。
やっと来た!と思ったら運転手さんが降りてどっか行っちゃって乗り込めずさらに待たされる。
いい加減のどが渇いたイノウエさんが水を買いに行ってくる、と姿を消したとたん現れる運転手。
そんな気はしてたんだよなあと思ううちにエンジンをかけてみんながどんどん乗り込んでゆく・・・これ乗り逃したら次のバスが来るまでまた待たねばならない。
もうすぐ乗客でいっぱいになってドアが閉まってしまいそうと言うときになってやっとイノウエさん帰還。
すぐ近くで水が売ってたのに何で遅かったのか聞くと「エ、高かったからちょっと足を伸ばして安いところまで・・・」
ちょっとイラッときた瞬間。


小さなバスは、いろは坂のごとき急カープをぎゅんぎゅん音を立てながら登り(エンジンが凄い音立ててた)アナカプリの広場へ。
ここから目当てのトラットリアへ電話をかけて迎えに来てもらうことに挑戦。が、かなり難易度が高い!なにしろ公衆電話のかけ方がわからない。
コインを入れてダイヤルをプッシュしても上手くつながらない・・・。
どうしようもないなーと思ったので近くにいたタクシードライバーのお兄さんに「How to use?」と聞いてみた。
イノウエさんはこの瞬間、こいつはまたローマに引き続いてぼったくられようとしている・・・と思ったそうな。

電話なんてかけなくても俺様がタクシーで乗せてってやるぜえ〜→さあ着いたぜ、料金は20€な〜!→ボ〜ラ〜レ♪ウーウー!な展開がよぎったらしい。

でも実際は、私からコインを受け取って公衆電話をダイヤルするお兄さん、首を振って受話器を置くとコインを返して「ちょっと待っててね」とか何とか言ってどっかへ。
携帯電話を持って戻ってくると「電話番号見せて」とメモを見ながら大きな手で小さな携帯電話のボタンをプチプチ押してなにやら話し始めた。
にゃんたらかんたら話して電話を切ると「OK,あと5分ぐらいで迎えの車が来るよ」と。
なんと代わりにお店に電話して送迎を頼んでくれていたらしい。
ほんと親切な人だったなあ・・・。<
その後すぐに「おーい」みたいな声がしてレストランからの迎えの車がやってきた。
他にも一緒に乗っていく外国のお客さんがいたので、ちょうどその人たちを迎えに来た車に乗せてもらえるようだ。



迎えに来てくれたのはこの車。赤くて可愛い。

Trattoria - Pizzeria Da "Mamma Giovanna"(トラットリア・マンマ・ジョヴァンナ)
アナカプリから車で5分ちょっと、お庭が素敵なトラットリア。

テラス席は見晴らしが良く緑の葉っぱが日の光に透けてとても気持ちがいい。

ちょっと発泡していて飲みやすいハウスワイン
するする飲めてもう一本頼んでしまった☆
その他、魚介の手打ちパスタ、ムール貝のスープ、ナスの団子フライ、ズッキーニのフジッリを食べた!
個人的に、ムール貝のスープはちょっと塩からめに思えたので、「ポコサーレ(塩少なめで)」と付け足して注文したほうがいいかなと思う。
でもパスタが本当にとてもとても美味しかったのでまた食べたい・・・ズッキーニもこの旅でずいぶん好きになったよ。

絶賛の割に写真がないのは、こう、料理に夢中になりすぎて写真を撮るのを忘れるという・・・(なので私の写真はいつも食べかけだらけ)

参考にしたHPはこちら→アーモイタリア


大満足でまたアナカプリまで送ってもらい、元の広場へ。
タクシーのお兄さんはいないか残念。

リフトがあったのでなんとなく乗ってみる。リフトはごんごんソラーロ山を登ってゆく。

ヒャー、絶景!

昨日歩き回ったところか?

頂上について記念写真を近くにいたおばさんに撮ってもらおうとしたが、おばさんは「おばさんこういうの苦手なのよー、ちょっと待ってね今息子を呼ぶからねー、息子はこういうの得意なのよー」みたいなことを言って息子さんにバトンタッチ。
どこの国もおばさんって似たような感じ、カワイイ。

こっそり風景に溶け込ませた息子(フランソワ)さん。
それにしてもため息が出る青。


下山してアナカプリの土産屋さんでガラスのペンダントトップを買ったりジェラートを食べたりして、ちょうどやってきたバスに乗りウンベルト1世広場へ。
イノウエさん、土産にリモチェッロを大量購入する。


ケーブルカーでマリーナグランデへ戻り、シャワー浴びて仮眠とって今夜はカプリ最後の日だから豪華な食事を!と言う計画だったはずなのにイノウエ爆睡で朝まで起きられず。
ローマで先に一度やらかしてる私は怒ることはできねえもったいない夜。