イタリア旅行記 その9

8/5(金)8:00

ナポリの朝。ナヴォーナ城と港を見ながらパンにサラミとチーズをはさんで食べる。


今日は船で映画「イル・ポスティーノ」の舞台になったプローチダ島へ行く。

ナポリとはまた一時お別れ。

甲板に出て海をずっと見ているうちに1時間ほどでプローチダ島到着。
本当にカラフルな建物がたくさんあってカワイイ。
当初の予定では、見学場所を決めずバスに乗って島を一周するつもりだったけど、なかなか来なかったのでとりあえず坂道を登って上のほうにあるお城を目指すことにした。
が、歩くうちにどんどん人がいない民家へ入り込んでいってしまう。


綺麗だけど、どこか違う世界へ迷い込んでしまったような心細さを感じる。

ねこ。

ずっと歩いていったらビーチと簡易見晴台にたどり着いてしまったので、分かれ道までいったん戻ってそれからもずんずん民家ゾーンを歩く歩く。


やった、港に帰りつくことが出来たぞ!と思ったのだがなんか最初の場所と違うような・・・。
どうやら別の港まで歩いてきてしまったようだ。
もうバスで帰ろうと近くにいたおじさんに道を聞くも、英語が通じないためイタリア語会話集の単語を駆使して質問を伝え、おじさんが言ってることはなんとなくフィーリングで理解して再び歩いてみた。
バスには出会わなかったものの、15分ほどでもとの港(マリーナグランデ)へたどり着くことが出来た!
とても暑かったのでもう汗だくだくだしお昼もずいぶんすぎてお腹も減ったしで、住所を控えておいた美味しいレストランに行ってみるかーと港に並ぶレストランを1件1件見て回ったが、ない。
ちかくのおじさんに住所を見せ聞いてみると、あっちだよと指差すのは先ほど歩いてきたばかりのもうひとつの港への道・・・。
こっちだったのかよー!とやけくそで歩いてもとの場所に戻り、レストラン発見。


例によってメニューが読めなかったので分かってる単語のものでオーダー。

トマトのブルスケッタ

魚介パスタ。貝の中身がおおきーい。

アサリとズッキーニのパスタ。ズッキーニがアサリの味を吸ってとろとろで美味しい。


支払いをカードでお願いしたのだけど、お店の女主人がカードを機械に通してレシートを出そうとすると詰まってしまう。
なんでー、なんでだめなのかしらーと何回も機械と奮闘する主人、何回も引き落とされてたらどうしようと心配な私。
しまいにはもういいやとレシートだけもらって出ることにした。


港の坂を上り、見晴らしのいいところへ出る。

風がさわやかで気持ちが良かった。


島中は見ることが出来なかったけど、自分の足で雰囲気を感じることが出来てよかったなと思った。
スクーターが乗れたら楽しそう。

帰りの船の中にいたスカウトマン。



ナポリに帰ってホテルで少し休んで、夜21:30ごろまた外出。
昨日はスパッカ・ナポリ地区だったけど今回の目当てはスペイン人地区にあるピザや
Brandi (ブランディ)
ここはピッツアマルゲリータ発祥の店らしいので押さえておかねば!
ローマを出てから毎日ピザを食べているけどぜんぜん飽きない(しかも毎回マルゲリータ)のはなんでなんだろうなあ、どっしりしすぎてないので食べた後もたれないからかしらん。

iphoneのグーグルマップで地図を確認しつつそれでも迷いながら知らない町を彷徨う。
ナポリも夜は大きな通りは明るくて人も多いが、細い道はほとんどの店が閉まっていたりして結構暗い。
暗い中に明るい光が見えて、音楽を奏でている人がいるなと思ったらそこがブランディだった。

にぎやかな1階ではなく、2階に案内されたので窓際の席に座る。
ちょうど店員さんが物を運んだり下げた皿を積んでおく控え室が裏にあったので、しょっちゅう店員さんがばたばた通っていく。
メニューを渡されたのだが、いつもと分からないの度合いが違った。
イタリア語で書いてあるうえ、フォントが

こんなかんじ(参考例)の筆記体で文字と文字がつながってるものだったので、本当に何が書いてあるのかまったく分からなかったのだ。
今日はピザだけじゃなく他のサイドメニューも食べよう!と思ってたイノウエさんションボリ。
結局私が一生懸命解読して頼んだのは

フリットの盛り合わせ。フリットがわたしは大好きで、このモチモチしたボールみたいのがおいしいなあと思ってたのだけど
これだけでお腹がいっぱいになってしまったと彼は不満だったようで、また一気に機嫌が悪くなってしまうのだった。わかんないなら適当になんか安いの頼んでみれば良かったのにねえ。

もちろん頼んだマルゲリータ!モチモチ生地の塩加減がいちばんちょうど良かったような気がする。




夕方見かけたナポいぬ。