それだけでいい。

内輪の上映会だったのだけど、大学賞と最優秀賞をいただいてしまいました。
エー、本当にいいんですかこんな根暗で適当なめんどくさがりの人間が作った作品で、わたし皆さんに優しくしていただいて甘やかされてしまってでろでろになってしまいますよ?
とにかくのた打ち回って照れた。
アンケートがまたみんな優しくて泣けるんですよ、まじめに書いてくれてねえ。
前日のじさんやユリコ氏にさんざん絡んだ甲斐があったというものですよ(「ねえ、内容伝わるかなあ?わかる?気持ち悪くない?だれてない?」)
全部一人で夜中にやったんですけどなんかそれ以外のことではいろんな人に助けてもらったので有り難いなあとあったかいものでいっぱいになる感じを久々、ていうか多分はじめて味わいました。
自分がいいと思っているものを他の人にもわかってもらえるってすごくうれしいくて、自分がいいと思うものを信じていけばいいのだと思いました。
男女問わず知らない人に「好きです!」って言われてどうしよううれしいんですけど、特に女の子・・・めちゃめちゃ可愛いんですけど付き合いたいんですけど(だめですか)。

飲み会もたくさんお話ができて嬉しかった。
作品名で名前呼ばれるのが気恥ずかしかったけど…「待ち街さん」て呼ばれた。
でも今まで作品ださずなんとなく肩身が狭かったのでやっと仲間に入れてもらえたような気がしました。
酔っ払った男の子に「カゴちゃんに似てますね!」といわれて、すんげーへこみました。

片思いの人と飲み会の席ではまったく喋れなかったけど、トイレの帰りに少しだけ話して一言、「ちょっと泣きそうになった」と言われて私が泣きそうになった。
だってあの場所で一番見てほしいひとだったから、一番伝えたかった気持ちを込めたから、実はまったく個人的なメッセージの作品だったからそれが伝えたかったひとに伝わって、それだけでよかったので、言葉が聞けて嬉しかった。