大学の卒業式でした。

空がとても青くて高くてすべてが遠い世界に見えました。

朝ご飯を食べていたら急に、悲しくも嬉しくもないのに涙がでました。
ちょっと泣いたら止まりました。

頭のなかに遠くにそびえる塔がありました。
曇りのもやもやした白い空に細長い塔でした。

そこには何があるのかわからないけれど
なぜか自分がいつかそこに辿り着くような
辿り着くように歩き続けるような
そんな気がしました。