恐怖劇場3

日常に潜む恐怖、三度ハジキ子を襲うの巻


それは昨日の夜のことでした…

私は暇を持て余し一人、布団に包まりノートパソコンで遊んでいたのです…

その時でした、私の耳にあの忌まわしい音が聞こえてきたのは…


カサカサカサ…パサパサパサ……


その瞬間、私の体は凍り付きました…
それは世にも恐ろしい羽音…

………まさか、G!?


ちらりと目をあげるとパタパタ音を立てる黒くて堅い何ものかが部屋の上空を飛び回り部屋のライトにぶち当たっていたのです…

うわぁああああん、いやだぁああ!!!

半泣きになった私は、物体が知らぬ間にいなくなってくれることを期待してしばらく毛布に潜り込んでパソコンに没頭するふりをしていました

しかし、襲来者は相変わらずパタパタと飛び回り

ひょっとして別の生きもの?蝶とか?でも堅くて黒かったのだけど…等など色々考えているその毛布のうえにも遂にやつは襲撃してきたのです…


ポトッ…


ひぎゃあぁぁぁぁ!(楳図かずお先生の漫画ばりの恐怖顔を連想してください)



やつが潜り込んでくる恐怖から跳ね起きた私の目にはいってきたものは


後向きになってばたばたもがく 「子くわがた」 でした………


なんだよ、こくわかよー!

気が大きくなった私は手掴みでぐったりしたこくわを窓からぶん投げて再び平穏を手に入れたのでした。


でもしばらくびびりながら生活しているよ!