ふわふわ。

うまく表現出来ない気持ちがわき上がって来ると、どうしてもこの気持ちを文章にしたいなあと思うのだけどそれが表現出来たら今ごろ私はたいしたものになっているだろう。
空気の芯まで冷たい冬の朝早く、まだ閉まっている商店街の真ん中や団地の隣を自転車で駆けているうちにだんだん体が温まってきて無性に心が弾んできたり
のら猫がのびーっとしているのをみたり、久しぶりにどくだみ茶を買ってきて飲んだらこんな変な味だったっけなあと思ったり
いま台所のフローリングの床にぺったり腰を下ろして携帯でぽちぽちこの文をうちながら麦入りのご飯が炊けるのを待っているしているこの空間のぼんやりたよりない感じがうまくことばに出来たら、きっとすごく………すごく……なんだろう、これがうまく言えないのでいつもうっすらと膜がはるようにもやもやとしている。
ことばはすごく不思議で頭のなかはもっと不思議だ。
曖昧、漢字の感じも好きだ。
眠いからさらにわけがわからなくなっておる。


高山なおみさんのエッセイを読むとご飯が作りたくなってくるので引っ越して初めてちゃんとご飯を作ることにする。
飲み屋で納豆オムレツばかり最近注文していたので自分でもふわふわとろとろにできたら良いなあと思うのでやってみる。
うまく出来なくても、卵焼きは好きなので、安心だ。

ご飯よはよ炊けろ。