夕日に叫べよ

夕暮れの海辺にいたら遠くから誰かが蟹股で走ってくるので誰かいなと思ったら番長みたいな格好をしたガチャピンと三つ目が通るの写楽(絆創膏なし)だった。
「旅館用意してるからさあ、いこうよ!」と言われて服の上から浴衣羽織らされて両脇から抱えられて捕まった宇宙人みたいに砂浜をずるずる運ばれた。

「旅館に行く前に対決があるよ、所さん!」

人間違いをされておる!と思った。
たぶん相手はドカベン岩鬼ぽくて憂欝になった。