13階段のマキ。
イノウエさんとラピュタ阿佐ケ谷にレイトショー「若い貴族たち 13階段のマキ」(1975年東映)を観に行きました。
色んな方々の日記で絶賛されておりますが、噂に違わず最高でした!
オープニング、不良グループにやられているダチンコ(単語が熱いぜ!)を助けにきたマキのインディゴTシャツの胸に赤字ででっかくプリントされた「13」が現れた瞬間にもう俺、虜ですよ!(劇場では軽く歓声と笑いが!)
おのれの空手の技のみを武器にして、やくざや大企業に飛び込んでいく(比喩表現ではなくマキは本当にガラスを破って飛び込んできたりもします)生き方はまさに「ひっぱたかれたら蹴り返す」という主題歌(志保美悦子御本人が歌う「13階段のマキ」)の歌詞そのものだったわけで、
もうちょっと作戦とか考えて殴り込みにいきなさいよとか思っちゃったりもしましたが単純明快でかっこよかったです!
志穂美悦子さんの蹴りの美しさと動きのす速さ、ヌンチャクさばきは見ててかなり気持ちが良いものでしたよ!
あの、哀しげな瞳が、たまらないよ!
やっぱり強さには悲しみが付きまとうものなのです。
原作は「空手バカ一代」の梶原一騎。
「女囚さそり」テイストできっとタランティーノも大好きなんじゃないの?ってかんじの映画でした。
ラピュタ阿佐ヶ谷で金曜日までやっているみたいです。
個人的には19〜25日まで公開の実写版「ドカベン」もかなり気になってるんですけど。
「ドカベンだから野球かと思いきや、野球部に入る前、柔道部時代を中心に展開する。
ズブの素人が演じる主人公・山田太郎、
大阪弁が上手でない岩鬼、
どうみても高校生に見えない川谷拓三扮する殿馬など、
ツッコミどころ満載の一品。
水島御大も出演」(チラシより抜粋)
・・・見たくないですか?