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真夜中 二時過ぎ ほろほろ酔いの帰り道、少し先をゆくイノウエさんに当てたれとサンダルを勢い良く蹴り上げたら
サンダルは民家の車のガレージにぶち当たってどぶに落ちてどぶくさくなったのを履いて帰る羽目になった。
観たことが無いというのでクレしんの映画(オトナ帝国と戦国)を借りてきて観る。
いい大人二人が真夜中に号泣。
特にイノウエさんはかなりはまったらしくいつまでも鼻をかむ音がしていた。
一時間くらい寝たらもう朝になっていて、サンダルをどぶにはめたせいか外は雨が降っていて とにかく
面倒くせー、と思った。
チャールズ・ブコウスキーの小説の主人公のどうしようもないやつみたいだと思った。
「学生自治会長に立候補するつもりなのか、チナスキー」
「冗談じゃねー」
みたいなかんじ。
チャールズ・ブコウスキー(1920〜1994)
「ラクしたい、酒飲みたい、女とやりたい、と思い続ける怠け者で飲んだくれの哀感を綴った話が多い」と著者紹介に書かれてしまう作家。