はたらくおんな。

昨日から図書館の曝書期間に入って、うちの図書館は一週間お休みになったのですが
職員はもちろん休みではなく総出で蔵書の整理に追われています。

わかりやすく言えば棚卸しみたいなことをするわけです。

昨日と今日の午前中いっぱいかけて、各自手分けして一人あたま一万冊の本のバーコードを機械に入力して
書架の正しい位置に本は並んでるのかとか他の図書館の本がまざっていないかとか、本の分類記号が間違っていないか、利用者の予約本の取り逃しがないかとかとか色々そういうことを調べて直して本棚をきれいにするわけです。

肩が張ったり目がしょぼしょぼしたり埃でむずむずしたり意外とけっこう疲れます。
しかも鼻風邪で鼻水がとまりません。


帰り道に聴いているアナログフィッシュの新しいアルバムは、はじめ、ハァ?と思わず言ってしまったけれど聴き込むたび色々想うことが溢れてきてラスト二曲はなんかもうドラマチックすぎてだんだん暗くなっていく夕暮れにとぼとぼ歩きながら聴いてると泣きそうになります。

この気持ちはなんなのでしょうか。


寒い冬や、ぎらぎらと照りつける暑い夏や
高いたかいほそい塔や落ちていく世界を呑み込むただ真っ暗いよる、夜を切り裂くバイクのライトのひかりのことを考えながらぼんやり立ち尽くす自分は
明日もいつもとそう変わりことを知っているけど、そんなことはあんまり気にしないで暮らしてて
悲しみとか嬉しいこととか笑ってしまうようなこととかそういう事がときどきよく分からなくなって、
からからしたり逆にすごくすごく「好きだ!」と言いたくなったりのそんな感情を持て余してばかりのそういう、ことばで説明できないとこにひたりと気持ちを勝手に寄せているからなのかもしれないと思います。

くるりの「赤い電車」は一曲目だけをリピートしながら聴いてます。
赤い電車キャンディーはもったいなくてまだ食べていません。