なんとなく「ミッションインポッシブル3」を観にいった。
いろいろ楽しかった。


スパイ組織IMFのエージェント イーサン・ハントは、現場を退き教官の仕事をしながら婚約者と幸せな生活を送っていた。
そんな彼の元に、かつての教え子である女性エージェント、リンジーが捕らえられたという知らせが届く。
迷いながらも救出作戦に参加したイーサンは、仲間達とのチームワークを発揮しリンジー救出を果たすのだが・・・と言う話。

(以下ネタばれなので注意)


夏休みの娯楽大作としてアクション、スリル、どんでん返しがいっぱい詰まっていて素直にどきどきした。
特に冒頭から悪役のディヴィアン役のフィリップ・シーモア・ホフマンが素敵に非情で外道で惚れる。
縛られて身動きがができない状態で、銃を突きつけられた妻に「僕を信じろ、必ず助ける」とかなんとか説得力ゼロなことを言うイーサンを冷ややかに見つめながら、あっさり妻の足を撃って絶望させるのがよかった。

ベルリン編。
女性エージェントのリンジーを救出にいく任務前、がっちりセックスしていくイーサンに苦笑しつつ
コンピュータ制御された機関銃を数台設置して遠隔操作で銃撃させているうちに救出して撤退するという作戦、撤退時にコンピュータの詰まったトラックを証拠隠滅のため爆破。
使い捨て!
いったいこのミッションにはいくらかかったんだろうか、と思うと局長だってお小言の一つや二ついやみにぐちぐち言いたくなるわなあ。

バチカン編。
やっぱり任務前にがっちりセックスしていくイーサン・・・しかも妻の職場。
バチカンの地下の壁を壊すシーンはセットだとわかってててもいい気はしなかったけど、このミッションは秘密道具満載で面白かった。
変装マスクはああやって作られるのかー。
いろいろな格好に扮装して走り回るデクラン役のジョナサン・リース=マイヤーズがとてもかわいかった。

上海編。
高所恐怖症の私には巨体ビルからダイブなんて・・・ぶるぶる・・・あ、屋根を滑り落ちてぎりぎりで止まるベタシーンがきたー!定番だけどやっぱりどきどきするなあと思う。
パラシュートでイーサンが一回突っ込んだビルの清掃係の顔がいい。
そんでもってラストシーン、初めて銃を持ったとは思えない動きを見せる妻、心臓をぶん殴って夫を蘇生させる妻。
妻かっこいい。
妻がナースであったということ、人工呼吸の動きで乳が揺れるためのタンクトップ姿、すべて設定が使われていた。


ディヴィアンが最後のほうはあんまり魅力的じゃなかったのが残念だったけどもなんだかんだで映画を楽しんでしまった、よかった。




結局、フィッシュバーン演じる局長は小言を言うしかできない無能だったってことかな・・・とかいったらだめなんだろうな、きっと。