しんしんと

先週末からちょっと実家に帰っていた。
おばあちゃんが、いすから落ちてしまったらしいと聞いたから。
帰るまでおばあちゃんがいなくなったらどうしようと思うと涙がうううと出てきてしまい困ってしまったのだけど
仕事を二時間早く返してもらって急いで自転車を飛ばして駅について電車に乗り込んで2時間半、実家についてみると弟も妹も駆けつけており久しぶりに家族が全員そろっていた。
弟はもうすぐ長崎のほうへ行ってしまう、これから先家族がそろうのはますます難しくなる。
心配していたおばあちゃんは、何日か具合は悪かったものの嬉しさのあまりよちよち歩いて色々食べ物を出してこようとするくらいまで回復していたので安心した。
家族でコタツを囲んですき焼きをした。
お母さんが山ほど肉を買い込んできて妹がどんどん鍋に放り込んでお父さんと弟と私がもりもり食べておばあちゃんがしんみりと「幸せだわあ」といって、なんだかすごく暖かいのに、すごく切なくなってしまった。
いなくなったらやだよう、といつかおばあちゃんので背中で泣いた日を思い出した。
それがそう遠くない日なのがまた悲しい。