少しぬるく、少し冷たく

大きな業務用のマヨネーズを絞り続けた。
誰か手のひらを受け皿にする人がいてその大きくて薄い手のひらにマヨネーズを流し込んだ。
マヨネーズは手のひらからあふれ出してこぼれて足元にたまって白い水溜りのようになったけれど搾り出し続けた。
マヨネーズまみれにしてやろう。
そうして私のものになればいいよ私が食べちゃえばいいよ。
そう思った。