君は当たり前

洗濯物を取り込んでベランダから部屋に戻ると前取り込んだ洗濯物はもうきっちり畳まれていて今取り込んだ洗濯物を渡してまたベランダに出た。
部屋の中をこっそり覗くとあぐらをかいて座り、てきぱき動いているわけでなく服を撫でるように手が動いていつのまにか服が畳まれるのが綺麗だなと思った。
顔を上げると目が合って「どんどん取り込んじゃって」と言われた。
はーい、と答えて両腕いっぱい洗濯物抱えて戻って私も畳んだ。
毎日続いている出来事のような気がしたし、当たり前のような気もした。