高山なおみさんの本を読んだ。

「帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ」

題名と、ほんわり湯気のたつ中国茶の写真に心惹かれて手に取った
エッセイとそれにまつわるレシピの本。
食についてというよりは、高山さんの感じてきた色々な出来事やひとびととの話を、読んでいるうちにぼんやりと自分の未来について思いをはせてしまった。

些細なことに怯えたり傷ついたり縮こまったり、虚勢を張って強がったりしている自分も
いつかは「あの頃の私」を優しい顔で振り返ることができるようになる、そんな気が、なんとなくしたのでした。
いっぱい、悩んだり泣いたり笑ったりしようと思います。