中途半端なものがすきなので今日みたいな夏だか秋だか分からない暑くも寒くもないなんにもない一日はすきだ。
なにものでもない自分もすきだ。

本当はあまり物がない部屋であまり荷物は持ち歩かず手ぶらで暮らしたいのだけれど、好きなものや素敵なものやすごい人やら心がぽやんとする音楽やらやらがなんだか溢れていて
いつもなんだか部屋は物ばかりで散らかってかばんの中身もなんだかいつもぱんぱんだ。
でも、その気になったらたぶん全部捨てられるような気もする。
そういうものです。


食べ物の写真がすきです。

写真の真ん中に食べ物だけ写っているもの。
人が写っていないもの。
清潔なテーブルクロスのうえのシンプルな皿に乗った洋食
暖かな木の大きな机いっぱいに並んだでこぼこの形の食器に盛られた和食
回るテーブルにちりばめられた中華とか
とかそういう静かだけどどこかにはある風景のそういうものを見ると無性に、料理がしたくなる。
とりたてて美味くも不味くも作れないのだけど部屋を片付けてコタツ机の上のものを全部退かせて視界に映る余計なものはできるだけなくし気持ちを清らかに温かにしていつもより少しだけ手の込んだ料理をつくる。

今日はそういう気持ちがかきたっているので帰ったら掃除をしようと思う。
ご飯を炊いて、炊けるまで掃除して、終わったら先にお風呂入ってしまおうかなあ、それより今日は何を作ろうかなあ。

そんなことを考えたりする、だんだん眠くなってきたけれど。